ギター仙人

(--不良門弟記--)
ジム・ホール、ヘレン・メリルといった方々が、親しみを込めて

”ポンちゃん”と呼ぶ、鈴木 康允さん。



これは、不肖”ゆわかし”が、「ファン」、「弟子もどき」、

はたまた「共演者」と、様々な視点から綴る、先生の近況です。


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2007.07.04--[ブルース]



とうとう、第12章です!



今日は2セット目に間にあった。



早速混ぜていただいて、先生のブルースから。



先生のブルースは、CDのラストを飾った"It's So Good See You"と、

マイナーブルース、そしてモードのものと3つあって、どれもゴキゲンな

ナンバーなんですが、今日のはモードのやつでした。







あっという間に、数曲が過ぎて、ボーカルOさんが登場、

たっぷりと歌ってもらいました。



すごくゴキゲンになってらっしゃるお客様がいて、賑やかに進行。



ゆわかしの今回の隠れテーマは、消え入る音。

コードといわずソロといわず、今までよりも長い音符を使ってみるという所。



全体的に、オモシロカッタ。



そうそう、ビリーズバンス風は、今回もチャレンジ、雪辱を果たした(笑)。

やっと先生の演りたかった風になったな;;;。



本日のラストは、Oさんのボーカルでゴキゲンに!





ではでは、次回もこの調子で(笑)。



-----8月04日。

メンバー

鈴木 康允(g)

小林 千明(b)

小池 信太郎(dr)

-ゲスト

小沼さん(vo)

ゆわかし(g)



2007.07.30--[お客様]





本日は、ファンのEさんが遠路来ていただいて、先生も感激。



そのEさんと一緒に、最初に間に合うつもりで来て見れば、

今日は早めに始めたようで、1Stの途中でした;;;



ありゃりゃ、エスコート失敗(笑)。



先生は、調子良いです、ご自身は全然ダメと、相変わらずに仰りますが、

もうわたしゃ慣れました、はい。何せ6年になりますから(笑)。









セカンド・セットからは、ゆわかしも参加。



実は、ゆわかしが新しいアンプを手に入れた事は、噂で先生にも伝わって

いて、試すのを楽しみにしておられたようです。



でも、今日はまだピーターソンなのだった、センセ、次回ね(笑)。





さて、ファンのEさんは、本当に良く先生の音楽を理解されているのです。



私が思うには、普通の人が目で見る事のできない、何かが見える方です。

先生からは、とても深いものを受け止められたようで、一番最初は

ちょっと怖かったとも仰っていましたが、すぐに仲良くなられて(笑)。

楽しんでいただけたようで、本当に良かった。



ほどなく、ボーカルOさんも見えて、参加。今日も、皆さん+素敵なお客様の

おかげで、楽しいひとときを過ごす事ができました。



しかし、ゆわかしは酷い音を出している(笑)。

今回のライブは、自分的には、ひとつの区切りです。



ではでは、次回



-----8月10日。

メンバー

鈴木 康允(g)

小林 千明(b)

小池 信太郎(dr)

-ゲスト

小沼さん(vo)

ゆわかし(g)

momoさん(拍手)



2007.08.03--[ツボ]





着いてみれば、演奏中。

本日も先生は好調です。



さてさて、すっかり反省モードなゆわかし、今日はどうなるやら(笑)。



今日は、お客様の帰りが早くて、次のセットになる頃には気楽な空気になってました。

そういう流れなので、先生がドラムで、ゆわかしトリオが実現(笑)。



気楽に演らせていただきましたが、新アンプは調子良いです。

もう、とっても楽でラクで(笑)。



当方の極薄ギターでも、普通のフルアコっぽく鳴ります。

・・・とはいっても、収束は早い。低域が効率良く鳴るんですね。



これならば、ゆわかし持論の「ホロー・エレクトリックは小さくなる」というのも、

多少の説得力を帯びて来るというもんです。 周囲の反応も違うし。



但し、色気はこれから(笑)。

パワー的にも、ポン先生トリオで一杯いっぱいです。



今ファメーション風を演っていたら、小池さんが入って来た。

これは、嬉しい出来事でした(笑)。





インターバルに少しお話をしたら、先日のEさん来襲は、先生にも印象が

深かったようで、ツボを得たリクエストなどに感心しておられました。





で、次は、ゆわかしのアンプを試す、先生。







悪い音では無いけれど、先生の音にならないですね。

当人も同じ感想のようで、一曲で元のアンプに戻りました。



ラストのセット、先生のトリオをじっくり聴かせていただいて、

最後にちょっと混ざりました。



今日は全体的に、割と良い感じだった気がする。

先生も、帰る時に満足気でした。



ではでは、また次回。



-----8月11日。

メンバー

鈴木 康允(g)

小林 千明(b)

小池 信太郎(dr)

-ゲスト

ゆわかし(g)



2007.08.27--[アレンジ]





今日は、セカンド・セット途中で到着。



ほどなく小沼さんが入って、ボーカル・タイム。

ゆったりしたリズムで聴かせてくれます。



いま取り組んでる曲は、キーも含めてあれこれ工夫しているようです。



うーん、このキーは、プレーヤーの間でも意見が分かれる所。

バースとコーラスの音域バランスかぁ・・・アレンジって、奥が深い。



で、わたくしめも、数曲演奏させていただきました。



前回に続き、録音をしていません。



最初は電池が切れたのがきっかけでしたが、録音を後で聴けない

というのも、ある意味良い事かもしれない、と思い始めました。



音への集中力が、違います。



今日は、演奏終了後、小池さんが力強く握手してくれました。



いやー、演奏、続けていて良かった!(笑)。



ではでは、また自戒。



-----9月10日。

メンバー

鈴木 康允(g)

小林 千明(b)

小池 信太郎(dr)

-ゲスト

小沼さん(v)

ゆわかし(g)



2007.09.05--[セッション]





サムシング。



いつも、階段を昇って行く時、演奏の音が聴こえるのですが、

今日は違う音です、良い音だけど、先生の音ぢゃ、ない。



で、お店に入ってみれば、ギタリストY(g)さんでした。

ドラムスは、トラで安斉さん。



Y(g)さんは、水戸で何度かお目にかかっていて、すごく精力的に

音楽活動をなさっている方。



ガット・ギターで、先生とゴキゲンに演ってます。



で、セットの後半には、歌も!!



やんや、やんや(笑)。



先生、あのギター欲しいって言ってます(笑)。



今日は、私はどうも、弾かなくて良いか、って思ってましたが(笑)。



で、休憩。



今日は私、なんだか先生と会話が弾みます。

何と、先生は今、ピッキングを変えようとしているらしい!!

すごいなぁ。



客席を見ると、ジャズ研なY(tp)さん。

もう一人、ギターのTさんが来店。



Tさんも、何度か拝見した事のあるプレーヤー。

良い音符、出すんだこれが。



そしていよいよ、次のセット。ゆわかしトリオです。



観念しました(笑)、とにかく、一生懸命に演らせていただきました、はい。



2曲やって、Y(tp)さんに入ってもらって、ブルース&スタンダード。

おおお、Y(tp)さん、短い期間に随分と変わってます。

こういう場合、演ってて気持ち良いものです。





さらに、次は当然、真打ちのポン先生。



ただただもう、素晴らしいです。



本当に、音楽に純粋、真剣に向き会っているんですね。





・・・・・しかし、よくまあ私は。



「キミね、リズム悪いから、ギターやめて故郷におかえんなさい」



などのダメ出しを、これまでくらわなかったものだ、と(笑)。

冷や汗モンです;;;



・・・実際、先生からこれに近い事を言われて、その後、本当に音楽を

辞めた超メジャーな方もいらしたようなのです。





そういえば、



先生は数年前、ジム・ホールさんのライブを観に行ったそうなのですが、

ジムは「ポンチャンに捧げる」と言って、ある曲を熱演したそうな。



先生はもちろん感激したのだけれど。



ライブが終わったら、そのまま帰っちゃったそうな。



普通、旧友にそこまで厚遇されたなら、楽屋に顔くらい出すものでしょう。

一緒に行った人たちも、「先生、ジムホール、待ってるよ」という空気だった

ようなのですが、先生は「いや、帰る」と。



私が想像するには、これは音楽的に何かがあったのではないか、と思います。

その日の演奏の方向性への疑問なのかどうか、はっきりとは判りませんが。



きっとそれは、先生の小さな、でも明確な意思表示だったのではないかな。



相手が神様みたいな方だけに、聞いてる方がひっくり返ってしまいますけど(笑)。





・・・などと、いろいろ考えていたら、先生の演奏も終了。







その後には、Tさんが登場の場面がありました。







Tさん、良い。



少めな音数。



一曲で、場の空気を根こそぎ持っていきます(笑)



いやー、カッコ良い。



訊いたらば、10年ほど前まで、ポン先生のライブをよく観ておられたそうです。







トリはやはりポン先生トリオで、大満足なライブとなりました。



さーて、次は10月です。

ではでは、また。



-----9月11日。

メンバー

鈴木 康允(g)

小林 千明(b)

安斉 陽一(dr)

-ゲスト

山口さん(tp)

山田さん(g)

寺門さん(g)

ゆわかし(g)



2007.10.03--[リハーサル]





今日は、ボーカルOさんがいらしています。



訊けば、今年もホール・コンサートの出演依頼があったそうです♪



なので、今回はその演目から、先行して何曲か聴ける筈(笑)。



で、始まったセットは、ゆったりとした味わい。

でも、イントロの合わせとか、真剣そのものです。



ポン先生、今日は帽子です。

これは、初めてではないかなぁ。



ゆわかしも、何曲かまぜていただきました。



マイワン風、あれれ?

先生のと、違うキーで始めてしまいました。



うーん、ごめんなさい;;;



ただ、自分でも意識しないで、「鈴木節」満載なテーマをとっていたら・・・

ふと我に帰ってみたら、先生はニッコリしてます(笑)。



あああああ、恐縮です;;;



ラストは、やっぱりOさんと楽しく。



コンサート、今から楽しみです♪





-----11月08日。

メンバー

鈴木 康允(g)

小林 千明(b)

小池 信太郎(dr)

-ゲスト

小沼さん(vo)

ゆわかし(g)



2007.10.29--[最終回]





とうとう、この日がやって来てしまいました。



きっと先生は、音楽の神様から、とっくに卒業証書をもらっていたんです。



ですから、このタイミングをお選びになった事は、



私など、ただただ、受け止めるしかありません。



長くの間、この地球で極上の音楽を奏でられた事。



感謝です。





さて、記念すべきこの日は、すばらしい場となりました。



あまり騒がず、という本人の意思はあったのですが、

やっぱりそうはいきません(笑)、お店は超満員。



遠方から門弟のYさん、Kさん。

柏からバイクで来られた方もいらっしゃいました。



そして、ポンチャンの追っかけさま(笑)。

地元のプレーヤーも集結です。



私も、万難を排して、早く到着(笑)。



先生、腰が痛いから、ゆわかしにおまかせ、とか仰いますが。

わたくし、即座にダメ出し(笑)。



いくらなんでも、今日はダメ、と(笑)。





そして、始まった1st.セットは、ポン先生のトリオ。



本当に、素晴らしい演奏。 染み渡るような音使い。 ハイなアプローチも、すーっと自然に存在している。 ジム・ホール氏の、緻密で深堀りな味わいとも違うし。 近所に教会、ではなくって・・・、 神社があるような音世界、とでも言うのでしょうか。。 なぜ、こうなり得たのか。 私には、ちっとも説明がつきません。 実は、お客様の中には、今日始めて先生の演奏を聴いた方も いらしたようなのですが。 隅々まで、染み渡ります(笑)。 セットの合間に、たくさんの花束贈呈がありました。
さて、セカンド・セットは、ドラムスがHさんに代わりまして、 多数のゲストをフィーチャーする演出。
光栄にも、最初はわたくしから。 ゆわかしアンプは、ジャックが接触不良だったのですが、 もう、あんまり関係ないです。 むしろ、弾きすぎなくって丁度良い(笑)。 結局、これが先生と演奏させていただいた、最後の曲となりました。 続いて、忍さん。
これが、激ウマです。 めちゃスンゲーのに、これでも全然余裕ですね。 しかも、こっちまで楽しくなっちゃう、笑顔。 いやー、ゴキゲン。 そして、我らが龍ちゃん。 忍さんとの競演です。
いやー、すげぇ・・・イェーィ!! 続いて、渋いTさん。 うーん、良い音符、出てます。
で、音楽への愛が溢れる、Yさん。 こちらも、落ち着いた選曲で、ツボでした。
皆様、ゆわかしの楽器、弾きにくくてごめんなさい。 ただ、他の方の時に、接触不良が出なくて良かった;;; 教え子と談笑する先生。
さてさて、サード・セットは、もっと賑やかに(笑)。
ボーカルOさん、Rさん、 ピアノはTさんYさん。 フリューゲンホルン、Sさん。 ドラムスはKさん。
これだけの、そうそうたるメンツで、決まらない訳がありません(笑)。
皆さん・・・特に管楽器、ウォーミングアップなしで、この決まり方 というのは、本当に只事ぢゃ、ないなぁ。
そして、ポン先生のトリオ演奏。 ・・・ちょっと、うるっとしてしまいそうです。 最後の最後は、先生の素晴らしいソロで。
・・・こうして、鈴木 康充さんは、演奏活動を修了されました。 その音楽の価値が、本当に評価されるのには、まだ長い時間が必要かもしれません。 幸いにも、先生はアルバムを残されました。 このHPでは、その時期の様子を、リアルタイムでお伝えできましたね。 この6年間は、これが自分にとっても唯一の音楽活動でもありました。 輝くように、幸せであった6年です。 最後に、珍しく自分が写っている写真を掲載させてください。 自分の目を通して、みたいなポリシーでここまで来ましたが、どうかお許しを。
先生とゆわかし
このページを、読んでいただいた皆さん、これまでありがとうございました。 そして、先生。 本当にありがとうございました。 -----11月10日。
メンバー

鈴木 康允(g)

小林 千明(b)

小池 信太郎(dr)

-ゲスト

小沼さん(vo)

Ryongさん(vo)

鈴木さん(tp)

隆さん(p)

山口さん(p)

芳賀さん(dr)

岸本さん(dr)

金田さん(g)

山田(忍)さん(g)

山田(よしお)さん(g)

寺門さん(g)

ゆわかし(g)