ギター仙人

(--不良門弟記--)
ジム・ホール、ヘレン・メリルといった方々が、親しみを込めて

”ポンちゃん”と呼ぶらしい、鈴木 康允さん。



これは、ライブで2曲もやるとカラー・タイマーが点滅する程度

の腕前で、ギョーカイの端っこにぶらさがっているのに、「隣の

市に住んでいる」という理由だけで、ポン先生の門弟の振りをし

ている、そんな”ゆわかし”が綴る、先生の近況である。


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[2002年7月29日]


2回、空いてしまった。



さらに、またしても9時頃。

ああー、不真面目な弟子もどきである。



日頃の行いが良くないのか、サムシングまで来て、階段の所でアンプの

コネクタをぶつけた。私の場合、そこを加工してあって、コネクタが

リバーブの生命線になっている。



→つまり、今日はノン・リバーブでやらねばならない!

ああ、オトが命な芸風。どうしよう。



店に入ると、和んだ雰囲気。

今日は、ささめさんが観に来てくれた。うれしいぞ。

(次回はギターを持ってきてもらおう!)。



早速、トリオの演奏が始まる。

まったく力まず、それでも地力がほのかに見える。



ある意味「無心」だ。



アランフェースが流行ってた頃、ジム・ホールがサンプラザでやった

ライブのCDがある(ギターのMさん、CD か・え・せー!)。

・・・あれはまさに、「名盤」というものだろう。

その「解説」で、熊谷さんだったか、「曇り空のようなプレイ」みたく

表現していた。ポン先生のプレイも、どうなんだと問い詰められれば、

「こういうのだ」という明確な音造りではなくて、ジム・ホールと同じ

なのかもしれない。



誤解を恐れずに言うと、私はジム・ホール、ある意味子供のように

「音で遊んでる」ような気がしている。静かな教会の一角で、モードの

息づきを想うような感性の一方で、プレイの時は、どこか無心になってる。

(ジョンスコさんも、似たような表現してたな)。



そこは、ポン先生と共通してるかな?



そうそう、私がまざっての演奏。

ノン・リバーブの焦りもあって、オトはサイテー。

演奏しながら調節したら、チャネル2は歪ませちゃったりして「もう、

こりゃいけません」状態。家に帰ってから、早速修理したぞ。



それでも、この所弾いてなかったので、うっぷんな勢いだけはあって、自分的には

面白かった(当日いらした方、すみませーん!)。



はは・・・・次回こそは!



-----8月04日。

メンバー

鈴木 康允(g)

小林 千明(b)

小池 信太郎(dr)

-ゲスト

ゆわかし(g)

[2002年8月7日]


9時半近い!

お約束の遅刻常習犯です。



今日は、ベース小林さんの奥様の、お母様がいらしてます。

何というすばらしい事だろう。



最近、平壌で終戦を迎えた五木寛之さんの本を読んだのですが、

五木さんは丁度70歳。ポン先生のひとつ下で、私の母の2つ下。

私など、いかに平和の中でぬくぬくと育った事か。

生きてるだけで、ほんとにラッキーではないか、とも思う。

サラリーマン根性で、痛いの痒いの言ってる場合じゃないですよ、もう。



今日はボーカルのOさん夫妻、小池さんの知り合いの方、そして、ささめ

さんも来てる。



ボーカルのOさん、最近歌ってるようですねー。

たくさん聴かせてもらいました。



ふ、ふ、ふ、そして・・・

ささめさんも、2曲やってもらったぞ。

「とも☆とも☆たけし」のCDも、店でかけてしまった。



おもしろかったな。

また来よう。



-----8月11日。

メンバー

鈴木 康允(g)

小林 千明(b)

小池 信太郎(dr)

-ゲスト

小沼(vo)

ささめ(g)

ゆわかし(g)

[2002年9月4日]


11時前!

さらにパワー・アップした遅刻常習犯です。



最近間が空いていたので、何やら新鮮。先週は来れなかったけれど、

極めてgoodなサックスの方が来られたそうだ。



今日はリスナーに専念。

短い時間だったけど、楽しかった!





-----9月4日。

メンバー

鈴木 康允(g)

小林 千明(b)

小池 信太郎(dr)

[2002年9月30日]



10時頃、到着!

丁度、休憩の間だった。



何と、客席には星野さんもいらっしゃる。

(サムシングの火曜日担当、麗しき女性ボーカリストなのだ)。



休憩中の雑談でポロッと先生が言ったけど、ポン先生ったら、

ヘレン・メリルを良く知ってるらしい。

家にも行ったことあるとか、おっしゃる。

それどころか昔、ヘレン・メリルからのNYレコーディング話を

断ったらしい!!あー、なんちゅう事であろうか。

これには、星野さんも、天を仰いだように見えたものである。



ロン・カーターとのデュオ・アルバムは10年位前だったろうか、

ポン先生とヘレン・メリルという組み合わせは、これ以上ない位の

ドンピシャかもしれません。

私は、ものすごく聴いてみたいのであった。



で、3rdセット。今日はドラムが渡辺さん。



到着が遅くなったので、私は何でも良いから演れれば良いや、って位に

思ってたのですが、最後のセットのアタマで、「やろうか」という事で、

小林さんとデュオ(小林さん、ナイス!)→しかし、得意曲の筈が、

一部コードを忘れていた!!あははははは!!!・・・笑ってごまかそう。

それなりに良い局面あったような気がするし。



サックスが入っての2曲は、力及ばずメチャクチャだったな。

お客様、ごめんなさい。

ドラムの渡辺さん。コンボはあんまりやらないみたいだけど、うまい。



さてさて、ボーカルの星野さん。

以前聴いた頃、4年くらい前よりも、確実に声の質、声量共に磨きが

かかっている!すばらしい。聴いてて嬉しくなっちゃう位である。

伊達にキャリアを積んでない。それがよーく判るのであった。



それから、先生のトリオで数曲。やっと聴けた。 小林さんの、真新しいウッド・ベース。時折ハーモニクスやアルコも 入れて、全く違和感はない。 そして、忘れちゃならないのが、トリを勤めるマスターの"All Of Me"。 やんややんや(笑)。 マスターは、星野さんの弟子でもあるのだった!大拍手!! -----9月30日
メンバー

鈴木 康允(g)

小林 千明(b)

渡辺 一也(dr)

ゲスト

星野(vo)

沼田(ts)

マスター(vo)

ゆわかし(g)



[2002年10月2日]


10時頃到着。



店に入る前、ほのかに知ってるナンバーが聴こえてくる。

むふふ、ギターのSさんだなー。



店にはいったら、「やっぱりー」。やってるやってる。

写真、撮っちゃうもんね。



・・・しばらくして、ブルース。 先生もけしかけるもんだから、私は演奏途中でアンプを設置して、 乱入してしまった。 続いて、2曲ほど先生とのカルテットで演奏。 おもしろかったー。 それから、ボーカルのOさん。 「マスカレード」とか、数曲を続けて演奏。
最後は、Sさん共々ブルースなどでシメる。 あー、いかん! マスターに歌ってもらえば良かった(笑)!! 月末は、東京のお弟子さんがやって来るという噂があって、 乞うご期待です。 -----10月3日。
メンバー

鈴木 康允(g)

小林 千明(b)

小池 信太郎(dr)

ゲスト

小沼さん(vo)

佐藤さん(g)

ゆわかし(g)



[2002年11月25日]





ずいぶん遅く着いたのだが、今日はやっとお弟子さんを観れた。

このページでは、「お弟子さん襲来」という噂は、何度流した事だろうか。



遠路来てくれたのは、KさんとYさん。この2人は、ギターデュオでもって、

ひところ都内で活動していたらしい。始めて聴いたのは2年前、Yさんが

19歳の頃であった。観るのは、今回で3度目だと思う。



さてさて、2ギター・カルテットの演奏はというと・・・



Kさん、うまい。でも、今回はずいぶん押さえ気味。でも出したいサウンドは新化

してるような感じなのだ。昨年来てくれた時は、メセニーばりの運指で、音世界を

探求。この調子で伸びると、いったいどうなるかと思っていたもんだが、少し嗜好

が変わったかな?話しをしたら、最近は演る機会が少ないそうで、納得。

たぶん、弾く機会が増えて、音をカタチにしてゆくと、思わぬ発展があるだろう。

今回はギターを借してもらった。弾きやすくて、良い音だ。



Yさんは、ポン先生のスタイルの若き継承者だ。トシとうらはらな、円熟した 演奏。ここぞという時に「鈴木節」が出たりするのだ。昨年聴いた時よりも、 プレイの骨格が実にしっかりした感じなのだが、聞けば、カナダはトロントに 渡り、あちらでプレイしていたらしい。 ギターは元々上手かった。最初に観た時、彼は円熟のプレイなのに、ゆわかし は単純かつ暴れるという芸風で、「どっちが19歳だ!」と、感じてた位だ(笑)。
・・・って、あれこれ言ってますが。実は1曲しか聴いてません!(笑) 次にタケさんと私で、ブルースを1曲。いやー、ジャズ的というか、スリリングと いうか、でたらめ的というか、アヤシゲというか・・・タケさん、ごめん! さて、ドラムスは小池さん、いつもながら「読んで」くれる。ありがたや。 ベースは珍しくHさんだ。時々ライブで出くわす方。演奏、上手い。広いインター バルのランニングとか、ソロの切りこみは、とてもイケている。 けれど、私が一番印象深いのは、プレイになるとすげーのに、演奏前後は 「申し訳なさそう」な、「後悔してる」ような、そんな表情だったりする、 このギャップであります。 (「こち亀」の本田さんみたい、なんて言ってませんよ!!) 最後は、やはり御大のトリオでシメる。短かったけど、おもしろかったっす。
-----11月29日。
メンバー

鈴木 康允(g)

小池 信太郎(dr)

長谷川さん(b)



ゲスト

久保田さん(g)

山田さん(g)

佐藤さん(g)

ゆわかし(g)



[2002年12月30日]


30日。

おっと、サムシング今年のラスト・ライブは、ポン先生だ。



来てみりゃ、ギョーカイの方々がたくさんいらっしゃる。

今日は、色々ありそうだ。



まずは、ポン先生トリオ+ボーカルのOさん。



続いて、やっぱり先生+新レギュラーのピアノ氏withパーカッ ションさま。(ワタシも一曲、まぜてもらう・・;;^^)) ・・・と、アルト+テナーNさんwithギターのタケさん&クラリ ネットSさんのセクステット(長い・・・)。
先生+ボーカル星野さん&ドラムスWさん。
新生レギュラーのピアノ・トリオも堪能。 こちらのドラムス&ベースさま、私はお初でした。
で、マスターのAll of Me!! そうそう、先生とデュオもやらせていただいた。 あれ?デュオの時の、お客様ショットが写ってます、珍しい。
先生がソロの時なら、みな聴き入ってるのだな。 ゆわかしだとしたら、寝てるのだろう!(爆) 某ライブ・レストランのマスターもいらしてました。 えーと、みなさん写ってるのかなー?(笑) 先生とか、小池さんもパーカッションで遊んでて、みんな楽しげ。 音楽好きが多いっていうのは、そりゃも−気持ち良いものです。 番頭の小林さんは、プレーヤーの名前を紙に書いていました。 このような大人数の仕切り、お疲れ様でした。 さらに、お店にいる方全員で、第九を合唱(笑)。
最後のトドメは、やっぱり先生のトリオで! 今年最初のライブから始まった、私の「修行もどき」も、一周年です。 とりあえず、ギターが1年前よりも面白くなって来ました。 本人がオモシロがってる位なので、このページは来年も続くでしょう、 たぶん。 2003年もよろしくお願いします。 みなさん、よいお年を! (ごめんなさい!画像&メンバーリストは後ほど!) -----
メンバー

鈴木 康允(g)

小林 千明(b)

小池 信太郎(dr)

ゲスト

柳橋さん(b)

坂本さん(ds)

山口さん(p)

佐藤さん(g)

沼田さん(ts)

平野さん(as)

斎藤さん(per)

小沼さん(vo)

清宮さん(cl)

星野さん(vo)

渡辺さん(ds)

海野さん(ds)

ゆわかし(g)