ギター仙人

(--不良門弟記--)
ジム・ホール、ヘレン・メリルといった方々が、親しみを込めて

”ポンちゃん”と呼ぶ、鈴木 康允さん。



これは、「隣の市に住んでいる」という幸運から、ポン先生の門弟の

振りをさせてもらっている。不肖”ゆわかし”が綴る、先生の近況です。


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2005.01.05--[恥のかきぞめ]



さて、早いもので、第7章です。



今日は1stセットの途中で到着。

お店はまだ空いてるので、じっくり観れる先生のトリオは格別。



って思っていたら、団体のお客様がいらしたので、空気は一転して賑やかに。 うーん、本音としては、落ち着いて聴きたかったのだが;; で、しばし休憩。その間に、来るわくるわ。 ミュージシャン系では、千葉からおふたり。 鹿島からは、何と第一線で活躍中のプロ、Y氏夫妻とそのお弟子さん。 同じく鹿島から、最近ポン先生に師事しているM君。 ペット&パーカッションのMさん。 こうプレーヤーが多いと、まあ演る中身もいろいろ。 まずは先生のトリオから始まって、YHさんのドラムスが入る。 いやー、さすがです。ビートがツボに入る、その入り方が、もう違います。 どんな時も音楽に対する耳が研ぎ澄まされてる、っていうような、 素敵な酔っ払いです(笑)!! それから、先生とYMさんのボーカルで、デュオ。 (お二人は、かなり古くからの知り合いだそうです)。 鍛えられた声質と、説得力のあるアクセントの入り方。 こちらも只ならぬキャリアを感じさせます。
最新作では、バックのドラムスはご主人だとか。 何とも羨ましい夫妻です。 ゆわかしと言えば、千葉からいらしたドラムスのIさん、 ペット&パーカッションのMさんと、セッションで楽しく。 しかし、みんな、メンツが何やるか判らないのもあって、 後で聴きかえしたらば、ビートがウラがえってました;;; ---だめだこりゃ! まあ、これは「恥のかきぞめ」ということで、何とかご愛嬌に。 3人共、出直して来ましょう(笑)。 ドラムスのIさん、あとは経験ですね。 私ときたら、前日練習しすぎたようで、まったく指が動かない!! これは、はじめての経験です(笑)。 そういえば昨年、tow hazeの辻さんは腱鞘炎になったと言ってましたが、 あれだけの達人でも、日々そんなに研鑽しているというのに! ああ、なんとも怠惰なわたし;;; 腰砕けリックの連続で、ひどかったな。皆さん、ごめんなさい。 もう2度とこんなプレイはしないぞ!(・・・の、つもり)。 そして、最初からYHさんのドラムで、先生のトリオ。 ドラム、ホントにイケてるプレイ。サイコーな酔っ払いです。 見入っていて、写真撮るの忘れてしまいました(ごめんなさい!)。 さて次は、ギターのM君とドラムスのY君で、私も横入りして数曲。 ベースはもちろん小林さん。 ギターのM君は、セッション・デビュー!? きっと、家で小さい音で鳴らしている時は、とても綺麗なトーンなの だと思います。実際、テーマなど味がありました。ライブではもっと はっきり鳴らして行きましょう。 ドラムスY君は、さすが。かなりしっかりしたプレイと感じました。 ラストは、マスターのボーカル! やー、また来ましょう。 ではでは次回。 -----1月14日。
メンバー

鈴木 康允(g)

小林 千明(b)

小池 信太郎(dr)

-ゲスト

山崎比呂志さん(dr)

山崎瑞江さん(vo)

山下さん(dr)

道川さん(tp,parc)

伊藤さん(dr)

三河さん(g)

ゆわかし(g)



2005.01.31--[先生のギター]



今日は、結構遅めに到着。



あんまりお客様が居ない。

先生の演奏、こういう時が良いんだなー、これが!



セットが始まってみれば、案の定、調子良いですね。

早めのテンポで、どんどん行きます。



演奏終わってから「今日は指動かなくて」とか「思いつかなくって」 なんて言ってましたが!(笑) ・・・だって、いつもより、スピード出てますよー! さて、休憩。先生のギターについては、これまで色々と伺ってきたのですが、 これはまさに、スペシャルな1本ですね。どんな風かというと・・・。 ギブソンの175D、62年頃のモデルらしいのですが、音的にはちょっと 鳴りすぎてしまうので、今までに塗装は、何と21回重ね塗りしたそうです。 弦高は極めて低いです。プレーン弦と巻き弦で、微妙に高さも工夫してあります。 フレットは、ご自身で高さを揃えます。弦を外してから、トラスロッドを加減 したりせずに、手製の冶具を使って、長年の勘でもって削ってゆくそうです。 中域のフレットは微妙に加減して削るのですね。こうした魂の込め方でもって、 自然なアタック+控えめかつしっかりとサステインもある、先生の言う所の 「ころころした音」を実現しているのです。 最近のアーチトップ・ギターは、「自然な鳴り」がトレンドなようですが、 先生が長年かけて辿り着いている音は、まさにこれ。同じギタリストのAさんも おっしゃっていましたが、「今の若い人が望むような音」というのは、言い得る 表現だと思います。 最後のセット、まぜていただきました。 今回は私のギター、ピックアップを換えて来たのですが・・・良い音なのかな? 一曲目が終わったら、もう先生は「このギターにあうかどうか」なんて、 自分のギターにつける前提でもって、話をしてます(笑)。 先生の愛器にはもともと、どのピックアップ・メーカーも目標にして来た逸品、 オリジナルのPAFが付いているんですが、その先生に交換する気にさせたのだから、 ベネデットさんやダンカンさんも本望でしょう。 演奏の方はというと、私が駄目で(笑)。80年代からチマチマ造って来た奏法、 仕上げちゃおうという事なので、今は全くとっちらかった演奏。お客様ごめんなさい! 音色は良かったよね? しかしまあ今日録音した演奏、先生と音で遊ぶ局面もあったりして、私の宝ですね。 決して人にお聴かせするようなもんじゃないですが(笑)。 次は2日後、来れるかな? ではでは。
メンバー

鈴木 康允(g)

小林 千明(b)

小池 信太郎(dr)

-ゲスト

ゆわかし(g)


2005.02.02--[歌ものでゴキゲン]



2月最初のライブ。



といっても、前回から2日後です。



いつものように、1stが終わった頃に到着。

時期的なものでしょうか、お店が結構空いています。



今回は、ボーカルのOさん夫妻がいらして、いろいろと 手土産がありました。 まず、この「ギター仙人」のプリント!・・・書いた本人としては、 ありがたいやら、恥ずかしいやらで、赤面ものでした。 それから、昨年末ライブのビデオを頂戴しました。 いやー、嬉しいなぁ!しかも、丁度録音できなかった日だし。 Oさん、本当に感謝です。 さて、演奏はというと、私はいきなりまぜていただいたのですが、 まあ何というか、「太平洋と、そこに浮かぶ流木」とでも言いましょうか(笑) 大いなる深みと、美しさが同居する先生のサウンドと・・・ ひっくり返ったり、向きを変えたり、あっという間に流されたりする、ゆわかし。 果たして、お役に立ってるのかどうか・・・という状態で(笑)。 うーん、流木ではなく、せめてヨットくらいには、ならんとなぁ(爆)!! このセットの小林さん、絶好調に歌いまくりのソロ! ほどなく、Oさんが加わっていただきました。 一転して、しっとりとしたボーカルのセットに移行です。 Oさんの譜面は、先生が書いているんですが、本人「忘れちゃって」 とか何とか言ってます(笑)。 ここでは、落ち着いたハコ鳴り感の先生のサウンドと、クリーンな高音が 持ち味のゆわかしギター、という事になるので、歌伴では私が基本的に高域の コードを鳴らしていきます。 2本のコード楽器で音がぶつかりそうになったりすると、先生はオブリガードを 始めますが、この時の先生が、また絶妙。 先生からしてみれば、当方は、裏コードくらいは使うものの、基本的にトップノート を動かしながらの律儀な鳴らし方。まあ、意表を突くようなアプローチは無いので(笑)。 どちらかというと、状況に応じて、ほぼ無意識で動いていらっしゃるように思えます。 続く3rdセットも、同じようなパターンで、Oさんには存分に歌っていただけました。 今日の小池さん、いつになくシャープ、かつツボに来るドラムスです。 先生もCDで演奏してるナンバーを歌もので。すごく良い感じです。 さきほどの休憩中に、ライブ全般の話で「相手の音をよーく聴かないとねぇ」なんて お話になったので、試しに真剣な耳立て、やってみました。それなりに落ち着いた 感じになったかな? ラストの曲では、エンディングを長めに遊びたくって、ワンコードで2拍3連をずっと やっていたら、「エンディング解んなくて」って先生を困らせてしまいました。 ごめんなさい! 今日は、セットで出ずっぱりだったので、Oさんの写真を撮れませんでした。 Oさん申し訳ないです・・・何か手を考えなくちゃ! しかし、いやー楽しかったです。 また、来させていただきましょう。
メンバー

鈴木 康允(g)

小林 千明(b)

小池 信太郎(dr)

-ゲスト

小沼さん(vo)

ゆわかし(g)


2005.02.28--[大遅刻!]





あはは、もはや11時になっている;;

遅いにも程がありますね(笑)



1セット、じっくり堪能いたしましょう。



先生、3セット目だから指が動いて来た、なんて言ってます。

そうかー、丁度良い所を観れる訳ですね。



今日は先生にエド・ビッカートの新譜を紹介しました。 テーブルに置いておいたら、先生は見つけて・・・ ポ:これ、なに? ゆ:あ、先生に聴いていただこうと思って・・・ 客A:ビチカートさんだって! ポ:ビチカートさん!良い? ゆ:良いです、先生と同じくらい ポ:(笑) という感じでした。 みなさん、エドの事はよくご存知らしいです。 ビチカートさん、っていいますね。 ちょっと面白い。カタカタ英語の人名って、その時代で少し言い方も 変わるんですね。 脱線ですが、70年代に超有名だったギタリスト、ダニー・ コーチマー氏は、もっぱら「クーチ」って呼ばれてました。 ・・・ロベン・フォードはちょっと可愛そうで、90年頃には本人も、 「ちゃんとロビンって読んでくれ!」って嘆願してたのに・・・ 知名度に押し切られた感じですね。 そんな事考えていたら、先生の最も新しいお弟子さん、 ギターのMさんの登場です。
先生のギター、弾き易いんだなこれが。 さて先生、エドの新譜はどんな風に聴くかな? 次回は、またしても2日後です。
メンバー

鈴木 康允(g)

小林 千明(b)

小池 信太郎(dr)

-ゲスト

沼田さん(ts)

三河さん(g)


2005.03.2--[メモリー]





今日はちゃんと来れました。

ボーカルのOさん、サックスのNさんもいらしてます!



今回は、先生のお話をたくさん聴けました。

[ジム・ホールとの思い出] 来日して水戸にも来たんだ。その時は、うちに誘ったら 「家族に会うのは良い事」とか言って、遊びに来たよ。ギターは持って 来たけれど、結局弾かないで返っちゃった。 その時は、食事に誘ったけれど、お店が休みで、(ジムが、宿泊する) 「三の丸ホテルで良い」っていうもんだから、ホテルで食事した。 みんな、ご飯に塩・胡椒かけて食べたんだ。 六本木に出た時は、和食が食べたいっていうんで、しゃぶしゃぶの お店に行ったりしたよ。 [ヘレン・メリルとのレコーディング] ジムホールが恐らくね、俺の事をしゃべってるんだね。 日本のミュージシャンがいくと、すぐ"You Know ponchan?"って言うらしいよ(笑)。 ヘレンメリルが日本に来たとき、レコーディングやってくれて、、、 ヘレンメリルは3回・・・4回くらい、聴きにきてくれてね、僕がやってるときに。 で、息子がロックやってて、僕のところへ習わせようとしたらしいんだけど、 ロックなんで、ダメって事になって(笑) で、結局ね、ギターと歌で2曲やったんだけど、それはもう廃盤になっちゃった。 最初(リハ)はエンディング、メジャー7で終わったの。だからね、本番もそれで 来ると思って、構えてたんだ。そしたら今度は、メジャー7じゃないんだ、ナインス、 今度はナインスで終わるんだもの(はははは、敵もさるもの(笑)) だからさ、その場その場で聴いてやんないと。自分で考えてやったんでは、だめなんだね。 [エド・ビッカート評] いやもうぼく、最近指が動かなくって、ミスばっかり。 間違うっていえば、結構ミス多いけどね、あのー、これ(エド)。(笑) (CD聴きました?って訊くと)聴いたよ。・・・とってもかなわない。 日本にこんな人が来たらさ、、、コードワークが、あれと違うんだよね、ジョーパスと。 ジョーパスはオーソドックスなあれでしょ?この人のは・・・ (CDでやってる)黒いオルフェのティーンっていうそのコードがもう違う。 習いにきてた人が、ふたり会いに行ってるんだよ。 (このCD、山田さんから教えてもらったんですというと)ああー、そうなの。 (新譜だけど、録音は30年前というと)うん、だから良いよ。 ローズマリークルーニーとやってる時より旧いんじゃない。 30年前っていうから、、、今73歳だから、43歳か。 (私より年下だ、、、だめだこりゃ!(笑))

トリオの方は、快調ですねー。 皆、キャリア豊富ながら、常に進化してるっていう感じが、素適と思います。
私とサックスのNさんカルテットで2曲、続いてOさんのボーカルです。 Oさんは、自分のペースを保ちながら音楽活動を続けるミュージシャン。 ところが、ひとたびコンサートを組むや、大きいホールを満席にしちゃうという噂です。 素適なミュージック・ライフだなぁ。 ラストに、先生とごいっしょさせてもらいました。・・・でも。 終わってから先生、「"****"(曲名)、苦手なんだ」って。 うわぁ、選曲、まずかったかー! しかし、以前もこの曲はご一緒いただいたけれど、その時の先生のプレイ、 自分のフェバリットなんだけどなぁ。 うーん、気にしない事にしよう(笑)。 ではではまた。
メンバー

鈴木 康允(g)

小林 千明(b)

小池 信太郎(dr)

-ゲスト

小沼さん(vo)

沼田さん(ts)

ゆわかし(g)


2005.03.28--[賑やか]





着いたら、すでに最初のセット最後の曲。

ポン先生、調子良いです。



で、すぐに休憩。今回はテレキャスターを持ち込みました。 「今日はエド・ビッカートみたいなギターなんです」 「え、そう・・・ああ、これなの」 「エドのは改造してあって、こっちのマイクは換えてあるようです」 「ふーん」
このギター、5年振りに物置から出して、全部分解清掃。ブリッジのコマに 至るまで磨きました。仕上げは、弦のゲージをダキストと同じに変更。その後、 某レストランでシークレット・ギグ(笑)。さらに昨日は、アンプのポット・ クリーニングを行い、まさに磐石の準備を経て今日の日を迎えたのでした(笑)。 早速、次のセットの最初で、トリオで数曲。 まあ、危なげない演奏。まだバランスが出てないけど、テリー、最高! で、先生にバトン・タッチ。 ・・・うぁ、音楽の深みが全然違う! こういうのは何ていうんでしょうか、「達人とヘンな奴」。 月影兵庫と焼津の半次・・・・・・じゃ古すぎるから、銭形平次と八五郎みたいな、 ポンチャンと三太ですな(笑)。 今日のポン先生は、キャッチーなフレーズが、調子良く飛び出します。 何らかの、露払い効果があったと信じたいですが(笑)。 次のセット、私は調子に乗って、ソロで2曲を、やってしまいました。 テリーを持ったゆわかしに、怖いものは無い?(笑) でも、しょぼかった;;;。ベースとドラムが入っていただいて、助かりました。 ソロは、テンションをきっちり上げて行かないとまずいですね。
「親分、てぇへんだ!」。続いて、銭形の親分が登場(笑)。 お客様から、マニアックなリクエストもあり、曲の変化もつきました。 良い感じのセットになりました。 とどめは、Oさんのボーカルで盛り上がり!
ラストは、ブルースで一曲。 これで終わり、と思ったら。本日は送別会で、今日が最後の日という お客様がいらしたそうです。 サムシングのスタッフ一同が総力を上げてお贈りした、歌モノ でシメとなりました。 では、今回の報告はこの辺で。
メンバー

鈴木 康允(g)

小林 千明(b)

小池 信太郎(dr)

-ゲスト

小沼さん(vo)

ゆわかし(g)


2005.04.25--[継続のチカラ]







9時前に到着。



丁度、休憩中。今日はポンチャン・ファンの女性組もいらしてます。

バンドの方と世間話しをしていると、ほどなくボーカルのOさんも到着!



そして、セカンド・セット。Oさんのボーカルをフューチャーして、しっとりと始まり

ました。初めて聴いたナンバーもあり、新鮮。これは、継続の力ですね。



聞けば、最近このメンツで、「酒蔵」ライブをやったとか。音響的にも良かった なんて話しでした。さすがにこれは日本ならでは。おもしろいなぁ・・・。 続いて、ゆわかし乱入のカルテット。当人は一生懸命なんですが、どうも芸風は ヒョウヒョウとして見えるらしい・・・。ま、それはともかく、自分が狙っている音の、 シッポくらいは見えて来た気がします(笑)。
セットが終わって、先生に演奏のアプローチについて、色々伺いました。 この、どうにも厄介な「理論」というものが、先生の中ではすべて感性で解決 できているようなんですね。だから、お話だけでもよく判るし、タメになる。 今回から文章の脇に、少しずつこんなお話も紹介していこうと思います。 「ポンチャン追っかけサン」の皆さんは、電車という事なので、少し早めに お帰りになるそう。私はちょっとふざけた名刺を渡してしまいました(笑)。 ラストのセットは、先生の新しいモードの一発モノ〜スローにスタンダード。 それからやっぱり、Oさんのボーカル!ラストでは、カルテットで韓流ドラマ のテーマみたいな曲!。 みんなで、「NYにいる人の作曲なのにねー」と、しきり(笑)。 マイナーで、V7の半音上から降りるっていうのが、韓流みたいなコツのようです(笑)。 おもしろかった。 ではではまた。
メンバー

鈴木 康允(g)

小林 千明(b)

小池 信太郎(dr)

-ゲスト

小沼さん(vo)

ゆわかし(g)







ポンチャン語録1:「ポリペンタ」



 「ペンタトニック(5音階)はね、

 5つの音の仲間意識がとっても強い

 でしょ?だから、(コードと)違う

 音がひとつくらい入っていても、

 構わない」。




2005.05.06--[セッション・デイ]





随分と遅く到着。



入れ違いに、カナダでエド・ビッカートを見てきた方がお帰りに

なりました。ああ、お顔、見たことあります。そうか、キーウェスト

で会ってる方でした。



さて、今日はミュージシャンが多い。

世間話をしていたら、もうラスト・セットの時間です。



とにかくゲストの4人で、ベースは小林さんにお願いして、バンドを

でっち上げました(笑)。ドラムス、ピアノ、サックス、さすがですね。

ゆわかしといえば、知らない曲だったりするので、「素振りギター」

みたいでした(笑)。



結局そんなんで、先生の演奏は3曲しか聴けなかった。

しかも前のバンドで、ちょっと空気を荒らしてしまったかな。

本来の先生の空間じゃなかったような気がする。



かといって、遠慮ばかりしてるようじゃ、聴いてる方だって面白くないしね。

だから、こんな風に時々のセッションというのが良いんですね。

こんだ、もう少し曲を仕入れて来まーす(笑)。



ではでは、また次回。



メンバー

鈴木 康允(g)

小林 千明(b)

小池 信太郎(dr)

-ゲスト

山口さん(p)

さん(ds)

佐藤さん(as)

ゆわかし(g)




2005.05.30--[ファーストセットから]





今日は、ファーストセットの最初から観れました。

思えば3年半にしてはじめての実現(笑)。



A かな?
さすがに、お客様もまばらな状況なので、気兼ねなくトリオを楽しめます。 いやー、とにかく、出て来る音の「純度」が高い。 私の目は、やっぱり先生の指に釘付け状態です(笑)。 ほどなく、アルト・サックスのKさんが見えました。 本日は仕事帰りで、楽器を持ってきてないそうです、残念だなぁ。 セカンド・セットは、私もまぜていただきました。 うーん、やっぱり濁してしまうなぁ・・・。 特に最近、前回セッションの反省から、純バップの曲とか覚え始めたので、 尚更落ち着かない切り口になっております。 まあ、他者が「かき混ぜた後」のトリオは、活気づくような 気はするので、その意味ではお役に立っているのかもしれません。 ・・・と、信じたい(笑)。 セットの合間に、世間話・・・、が、音楽談義になってきました。 大ベテランの三人なのに、音楽の話が尽きない。 ドレミの音は、12個しかないのにねぇ、奥深いもんです。 話は巡って、「品がある」とか、「品性」のお話になったりしましたが、 先生は本当に日本的な「品」がありますね。 英語で言うと、ちょっと違う気がする。 「CD持ってツアーでもやったら」、なんて声もありましたが、 本人はやらないそうです(笑)やっぱりねぇ、らしくないし。 さて、3セット目、すでに客席はいっぱい! 先生を目当て、という方ばかりではありませんが、今や茨城でしか ポンチャンのライブは観れません。今回も良き場になったように 思います。 ではでは、また次回。
メンバー

鈴木 康允(g)

小林 千明(b)

小池 信太郎(dr)

-ゲスト

ゆわかし(g)




2005.06.27--[前半のシメ!]





今日は、割と早く到着。

いつものテーマ曲を演ってます。



・・・快調ですね。

お馴染みのナンバーを、美味しく調理って感じでしょうか。



次の曲を決める時、先生は曲名を言いません。 そもそも、曲名とか名前とか、覚えるという事を、あまりなさらない(笑)。 大半の自曲は、名前さえついていない位ですから(爆)!! その代わり「これは?」とかいいながら、ちーっちゃい音で曲の一部を弾きます。 ベースの小林さんは、 テーマの一部を聞き取る→該当しそうな曲名を思い出す→譜面を探す を、即応する訳です(笑)。 カラオケ業界では、はな歌検索みたいな最新のテクノロジーを駆使した 研究が行われているそうですが、メンツが処理している情報量は、すでに これに匹敵ですね(笑)。
セカンド・セットから、わたくしも混ぜていただきました。 新しいギターも7ヶ月弾き込みましたので、明瞭な音にはなって来ました。 が、後から録音を聴き返すと、自分の大嫌いな種類のノリを連発してる。 最低な出だしの曲もあったなぁ・・・。 悪さは良さのタネでもあります、ここは精進ですね。 そして、先生のモード系ブルース。 小池さんのドラムスが炸裂!
セットの合間に、世間話。 今日は、先生の音楽を濁してしまう事、詫びました(笑)。 第7章のラストは、インタビュー記事でシメましょう。 ではではまた。
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ゆ:先生、今と昔でスタイルは変わってるんですか? ポ:変わった。 ポ:4〜5年前の方が勢いあったよねぇ。   ---中略 ポ:(ジム・ホールについて)ジャズ・ギターに関して、一番   解ってる人じゃない? ゆ:一緒に演奏した事は無いんですよね。 ポ:ない。 ポ:(僕のこと)どこが気にいったんだか・・・。 ポ:だけどー、俺なんかより上手いひと、い”−っぱいいるもんね   世界中に。 ゆ:笑 ポ:だから、意外とこうさ・・・ズケズケズケみたいな、じゃない   から良いのかなー?俺が俺がとかさ、どけどけどけーみたな。 ゆ:そういうの、いっぱいいますからねぇ。   ---中略 ポ:だけどあの人・・・。 ゆ:ジョン・スコフィールド? ポ:ジョンスコ良いよねぇ。 ゆ:良いですよねぇ。 ポ:俺、ジョンスコ大好き。 ゆ:あ、そうですか、なんか嬉しいですねぇ。 ポ:ジョンスコみたいに弾きたい。 ゆ:あぁ、そうですかぁ。・・・へぇー(笑)すごい発言。 ポ:そんだからっって、ジョンスコのコピーしてやる気はないんだよね。   だけど、ああいう風に弾けたら良いなとか・・・。 ゆ:良いですよね、ガンガンドライブして。 ポ:良いなぁ、何かあの、、パットメセニーより良いなぁ。 ポ:ジムホールがさあ、60歳・・・の時かな?やったのがあるでしょう?   (Jim Hall & Friendsライブの事と思います) ゆ:あ、私もまだ聴いてないんです。 ポ:(聴いてないんだけど)ジョンスコとやったの、おもしろいような   気がするんだよなぁ。   ---中略--- (CD"Enroute"について) ポ:あーれ、良いよ。 ゆ:良いですよねぇ、ドラムがもう。 小池:ビルスチュワート良いよね。 ポ:ちょこっとこう、2小節くらい聴いただけでさ、「あ”−良い」って。 ゆ:へぇー。 ポ:バラバラ弾けばできるんだけど、あんまりやらない。   だけど良いんだよねぇ。 ポ:あの人・・・。 ゆ:アダム・ロジャース? ポ:あれも良いんだよね。   あれも良いけど、どっちかっつうと、ジョンスコだなー。 ゆ:若いのも認めてる、っていうのは、良いですねぇ。 ゆ:ジョンスコは、アップアップで・・・んたんたんたってよく弾く   んですよね。 ポ:ウラ? ゆ:ウラで。 ポ:(それ以上に)あー、なんかこう、魅力がある。 ゆ:別格かもしれませんね。 ポ:「惹かれる」っていう、・・そいういう所ある。 ポ:なんか、たいしたこと無いようにも、ね、風に聴こえる   時もあんだけども、たいしたことないと思うと、とんでもない   部分もあるんだ(笑)。   ポ:ジョンスコはやっぱり、アウトしちゃうときがあるんでしょ? ゆ:そうですねぇ。 ポ:ジョンスコのアウトのしかたはね、違う。 ゆ:違うもの・・・ですか。 ゆ:どうやってアウトするんですかっていっても、ジョンスコ自身も   いやー説明できないっていうらしいですね(笑) ポ:半音下の音ね。 ゆ:はい。 ポ:半音下の音、または、半音上の音。   ある音があって。半音下。   これはね・・・、そういうグループがあるでしょ? ゆ:半音の・・・。 ポ:そういう、あがりきらない3つの音。 ゆ:あがりきらない3つですか。 ポ:4つでも5つでも良いけど、 ポ:外れすぎちゃっても、マズいんだよね。     ・     ・   アウト論が続く・・・。     ・     ・ ポ:ジョンスコは、エフェクターかけてるんでしょ? ゆ:あ、もってますよ(笑)こんど持ってきましょうか? ポ:こないだ、硬い音もやってみたんだけど(笑) 小林:不評だった(笑) ポ:不評(笑)。 (アバークロンビーのお話になって) ゆ:アバークロンビー、池長さんがとても好きらしいですよ。 ゆ:あと、ギターのMさんがアバークロンビー、だなぁ。 小林:アバークロンビー、良いよね。 小池:ヤン・ハマーとやってるのが良いな。 ゆ:マイルスと演る前、ジョンスコとアバークロンビーで   やったアルバムがあるんですけど、デュオのSolor。   良いですよ。 おわり。
メンバー

鈴木 康允(g)

小林 千明(b)

小池 信太郎(dr)

-ゲスト

ゆわかし(g)